2012-12-20

12月15日 第一優先事項は

今日は日本語補習校、年内最後の授業です。

いつもは前夜にどれだけ飲んでようが寝不足だろうが

朝からテンションマキシマムで登校しますが

この日ばかりは何とも言えない気持ちで朝を迎えました。

昨日、コネチカット州ニュータウンの小学校で起きた銃乱射事件。

行きの車のラジオからはオバマさんの追悼演説が流れ

いつもは高々と揚がっているアメリカ国旗も

今日は半旗になっています。

アメリカではこういう事件が起こったときに

子どもたちには極力その情報を耳に入れないようにし、

親や教師たちも過剰に動揺しないように努めなければいけませんが

さすがにこの日は校舎に入り、

自分の教室に行ったときにゾッとしました。

日本語補習校は大学の一角を借りていますが

大通りに面した校舎は誰でも自由に出入りでき

とてもじゃないけれどセキュリティがしっかりしているとは言い難い状況です。

しかも教室は一階。

もしもここで銃を持ったクレイジーな人間が入って来たら?

銃声が聞こえたら?

あの窓を開けて外に逃げられるのか?

それともこの隙間に隠れる?

いろいろなシミュレーションをしてみますが

子どもたちを100%守ることができる方法が見つかりません。

教師がクラスを受け持つ時の第一優先事項は

授業の理解度でも合格率でもない

「子どもたちの命」であることは言うまでもありませんが

それは教員免許を持っていようがいまいが関係ありません。

今回の事件でも教師たちが体を張って子どもたちを守ったという話が出ていますが

もう理屈やらマニュアルやらルールやらは抜きで

きっと体が自然に出ていたのだと思います。

私は親になったことはありませんが

生徒たちのためなら同じ行動をしていただろうと思います。



武力を持つ国と持たない国では

根本的な部分が違い過ぎるので

銃のない社会で育った私が

この事件だけを切り取って

「銃さえ規制すりゃ、、」と言うのは

あまりにも端的で単一方向しか見ていないと思うし、

だからと言って銃を持った人間が学校に居れば

抑止力になる、、なんて意見には

到底賛成できないのですが

ともかく今は評論家ぶって口でどうのこうの言うよりも

自分が置かれている立場で出来ること、やらなければならないことをやることが

第一優先事項なのだと肝に銘じた年内最後の授業日でした。

授業後のクリスマスパーティ。ピザとカップケーキで笑顔の子どもたち。